海外競馬と日本競馬の違いは?

競馬は各国で独自の文化と競技ルールがあります。日本は馬券購入が容易で、騎手や調教師に熱狂的なファンがいます。一方、欧米は豊富な賞金や異なる競技形式が特徴です。

海外競馬と日本の競馬の違いを知ることで、幅広い競馬の楽しみ方ができます。

海外競馬と日本の競馬との違い

海外競馬と日本の競馬との違い

競馬には大きく二つの様式があるとされています。一つはイギリス様式のタイムがよく出る芝コースでスピードを競うものとアメリカ様式のダートコースでパワーを競うもの。

日本の競馬はイギリスの様式を目標として頑張ってきた経緯をもつらしいのですが、地方競馬は基本的にダートコースしかないため日本にはイギリスとアメリカの二つの様式がハイブリッドされたものとなっています。

ヨーロッパの競馬

ヨーロッパの競馬

フランスやイギリス、アイルランドなどの競馬は直線勝負になることが多いです。というか直線コースの競馬場があるので当然なのですが。

ヨーロッパのレースの展開はほとんどスロー。日本では4コーナーにて後方でも追い込み脚質の馬に勝機はありますが、ヨーロッパの競馬で後方だったらよほどの力か展開が向かないと一着になることはかなり難しいと言えます。

自分の勝手な印象ですが、ヨーロッパの騎手は追いのフォームが綺麗でスマートです。ムチの使用回数の制限もあり如何に馬を終いに動かす能力が勝負の決めてとなるのではないでしょうか。

アメリカの競馬

アメリカの競馬

アメリカの競馬は貴族の遊びというよりもエンターテインメントの側面を強く持ちます。また、ダートコースなので馬は砂が顔に当たったりすることを嫌います。そのため騎手の心理としてはなるべく前の方で気分良く馬を走らせたい訳です。

そのため前を争ってハイペースになることもしばしば。最初から最後まで目が離せません。

日本の競馬のオッズはパリミュチュエル方式

日本の競馬のオッズはパリミュチュエル方式

JRAや地方競馬で大金を人気薄の三連単に賭けるとそのオッズは急落します。運良く(悪く?)その三連単が当たったとしても提示されていた時点のものとは大分違う結果になるのでお得な感じはあまりしません。

なぜこのようなことになるのかというと、胴元が確実に儲かるようにオッズを調節していて締切が行われ初めてオッズは確定するからなのです。これをパリミュチュエル方式またはトータリゼータといいます。

これは競馬のみならず、他の公営競技や宝くじのロトなどでも同様です。競馬の場合は売上の75%ほどを的中者に還元します。残りの25%が胴元であるJRAなどの取り分になるわけです。

投票券の総売り上げをプールし、興行主はそこから一定割合を差し引き、残りの金額を勝ち投票券に配分する方法。

引用元:Wikipedia | パリミュチュエル方式

競馬情報サイトで万馬券を当てまくってJRAをぶっ壊すという威勢のいい文句を聞いたことがありますが、馬券を購入するのをやめない限りJRAは利益を上げ続けます。

いくら、高額の配当を当てようが胴元にとってはお客の馬券の売上を再分配しているだけなので痛くも痒くもないというのが実情です。

この方式ではオッズからどれだけプレイヤーから人気なのかがわかります。そのため実績がある馬や力のある馬は人気になりやすいためオッズから予想するということも可能に。

海外競馬と日本の競馬はどっちが面白い?

日本の競馬と海外の競馬を比較すると

海外競馬よりも日本の競馬の方がエキサイティングで興奮できます。日本では公正競馬がJRA、地方競馬関係なしに大前提です。

しかしながら、ヨーロッパのレースではラビットと呼ばれるレースの牽引役がいることも多々あります。日本でもたまにラビットらしき馬がいるレースもありますが、同一の馬主が同じレースに2頭出場させているときは注意してください。

馬券を買う人間からするとレースの情報はかなり詳細に知りたいのではないでしょうか?海外ではカジノがあったり他のギャンブルにお金が流れていたりすることもあり競馬関係で飯を食っていくにはそれなりの地位にいないとできないことです。

それゆえに1レースの毎の情報があまりありません。メインのレースではなく一般のレースになればこの騎手が上手いから買ってみよう。というくらいしか参考にできる要素がなかったりします。

前走の位置取りは出負けしているから今回の出走では巻き返せるだろう。または、ペースが早くなりそうだから追い込み脚質のこの馬が勝ちそうだな。そんないつもの予想が海外競馬では通用しません。

競馬で儲けを出したいのであれば挑戦することもいいかもしれませんが、楽しみたいのであれば日本の競馬で十分だと思います。