競艇の舟券の買い方は、7種類あります。それぞれ的中率や配当が違うため、自分がどれだけ稼ぎたいかを考えて、戦略的に賭ける必要があります。ここでは、舟券の買い方の種類と、それぞれの特徴を解説します。
競艇の舟券の買い方は7種類
競艇の投票には、以下の7種類があります。
単勝式
1つのレースに対して1つの番号(艇)を指定して、1着を当てる買い方です。その番号が2着以下になった場合には外れになります。
複勝式
単勝と同じく1つの番号を指定し、その番号の艇が2着までに入れば的中です。つまり、1着でも2着でも構いません。
ワイド(拡大2連勝複式)
2つの艇を指定して、その2艇が共に1~3着に入れば的中となります。例えば、2-5と投票した場合、1着が2番、2着が4番、3着が5番なら的中という具合です。
2連単(2連勝単式)
1、2着を着順通りに当てる買い方です。逆の場合には外れとなってしまいます。
2連複(2連勝複式)
こちらは指定した2艇が1、2着に入れば、その順番は問わずに的中となります。
3連単(3連勝単式)
1、2、3着を着順通りに当てる買い方です。その為、なかなか的中するものではありませんが、平均配当は約70倍となっており、一番大きく期待ができる買い方です。
3連複(3連勝複式)
こちらは指定した3艇が1、2、3着に入れば、その順番は問いません。3連単に比べて的中しやすい分、配当的には10倍前後のことが多くなっています。
競艇の賭け方のセオリーは「連勝」
単勝式や複勝式、ワイドで購入するのもいいですが、競艇は基本的に連勝で狙うものです。
公営競技(競馬・競輪・競艇・オートレース)における賭け式のひとつ。連勝式。
- 引用:Wikipedia|連勝
その連勝でも、2連複や3連複では10倍を期待できるかどうかといったところなので、着順通りの2連単、3連単が人気となっています。
最大でも6艇しか出走しない競技なので、フルゲートが16頭や18頭の競馬と比べると的中しやすいのは言うまでもありません。その分単勝式や複勝式では的中してもほとんど配当にならないと考えておいてください。
競艇の独特の傾向
以下は、実際にある開催で1日に行われた全12レースの結果です。(1着-2着-3着)
第1レース 2-4-5
第2レース 1-4-5
第3レース 1-2-3
第4レース 1-2-5
第5レース 1-2-4
第6レース 1-2-4
第7レース 1-2-3
第8レース 3-4-6
第9レース 1-3-6
第10レース 1-2-5
第11レース 1-4-6
第12レース 4-5-6
これを見ると分かるように、12レース中9レースで1番艇が3着までに絡んでいます。また、1番艇が1着になる可能性がかなり高いということも分かると思います。
競艇の出走枠は抽選ではなく、前のレースで1着を取った順に1番(または2番)からと決まっています。その為、強い選手ほど内枠に入り、且つ一番インコースなので有利という点も手伝って、1番艇の勝率が異常に高くなっているのです。
1枠が予想の中心になります
上のような傾向が競艇独特の特徴となっている為、どうしても1枠が予想の中心となります。ここが他の公営競技とは大きく違う点だと考えていいでしょう。
それに加えて、最大6艇までなので、競馬では難しい3連単の的中もそれほど難しいものでもありません。例として、1番を1着に固定して、2着に2番か3番、3着に2番か3番か4番か5番という買い方をすると、1-2-3、1-2-4、1-2-5、1-3-2、1-3-4、1-3-6のいずれでも的中となるフォーメーションの6点買いとなります。
競艇では連勝でこのような1を中心としてフォーメーション買いをすることが多くなっており、多くの組み合わせを指定してもそれほど点数が多くなりません。
おすすめの賭け方は「2連複」か「2連単」
初心者のうちは、1着と2着に絞って2連複や2連単で狙ってみるのがおすすめです。
選手がよく分からなくても、1番を絡めて購入するだけでそれなりに的中するものです。
オッズとも相談してください
2連複で購入すると、2~4倍のオッズが多くなっています。
その為、あまり点数を購入すると、いわゆる「トリガミ」になってしまうので注意してください。
このトリガミとは、ギャンブル用語で的中しても投資がそれ以上なので損をしたという意味で、例として、1000円ずつ3点を購入した2連複で2.5倍が的中してしまった場合がそれに当たります。
それでは折角の的中の意味がないので、この手のギャンブルではどれが当たっても最低限元にはなる買い方をすることを推奨します。
2連単も十分に狙えます
競馬ではこの2連単の的中は結構難しいことが多いですが、競艇であれば、圧倒的に有利な1番を1着に固定すると、それほど難しくなく的中できます。
上に挙げた1日の全12レースの結果を見ても、1番が6レースで1着になっており、極端な話では全レースで1番を1着に固定して、2着に全ての艇を購入していれば、9レースも的中しているのです。(ここではトリガミは特に考えないとします)
あの実例は決して珍しいものではなく、競艇では日常的な結果です。繰り返しになりますが、ここが他の公営競技とは全く違う点です。
外枠を絞っていくのが主な予想になります
ここまでに書いてきたように、競艇では最内枠となる1番はもちろんのこと、強い選手ほど内枠になるというシステムからも、2番や3番までが有利な枠だと考えていいでしょう。
しかし、外枠の4~6番は滅多に3着までに絡まないという訳でもなく、先の例でも12レース中5レースで2着までに入っています。その為、2着までを当てる2連複や2連単でも外枠を軽視することはできません。
モーターの成績にも注目してみましょう
競艇では各選手が使用するモーターは抽選制となっており、1開催中は最初に決まった同じ番号のもの続けて使います。
少し乱暴な表現になりますが、これが競馬で言うところの競走馬で、選手は騎手だという考え方ができます。
モーターが悪いと、どんなうまい選手でも勝つのは難しいものです。
そして、出走表には選手の成績だけでなく、使っているモーター番号の成績も併せて記載されています。この成績は選手は問わず、純粋にモーターだけの成績です。これも合わせて予想できるようになってくると的中率も上がってくるでしょう。
まとめ
競艇は1枠が圧倒的に有利だということを知っておくだけで、それなりに的中させることができます。
その為、単純な仕組みだと思われてしまうことがありますが、点数を買うとトリガミになることも多いので、できるだけ点数を絞っていったり、モーターまで含めて予想するなど、他の競技にはない面白さも多い競技です。